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生命科学

「生命」についての思索・探求は古代から続いてきたが、「生命科学」(英 life science)という言葉が指すのは、主に1970年代から発展した、分子生物学に基盤をおく、医学・生命の研究である。これは1960年代まで、科学政策において冷戦下における宇宙開発競争に重きを置いていたアメリカが、より日常生活に近い分野での研究に予算を振り向けることへの転換を図ったことの影響が大きい。また、1953年に提唱されたDNAの二重らせんモデルなどが定着し、分子生物学的な研究の進展が現実的なものとして期待されるようになっていたことも、生命科学に注目が集まった背景となった。