「感心ね！」なんて言わないで

障害のある人たちとの45年間の交流の1コマ1コマをユーモアをもって、明るく綴ったノンフィクション。肩肘はらず、楽しく、いきいき行動する著者に共感、感動。障害を持たない私が、障害のある人と一緒にいると「ボランティア」と呼ばれることがあります。何かしら「良いことをしている」ととらえられてしまうことが多いようです。（略）私が障害を持った友だちと言い合いをしたり、時には口喧嘩などすると、「障害者と喧嘩をする石田さん」と、不思議な生き物のような言われ方をします。親しい友だちとは口喧嘩ぐらいよくすることです。どこが不思議なのでしょう。――＜「はじめに」より＞