刊行書籍情報
入管戦記
反骨の官僚“ミスター入管”初めて語る!国境に臨む「門戸」に立つと見えてくるこの国の珍事件、怪事件、難事件の真相。1971年の春、25歳の私の目の前に、ひとりの少年が立っていた。少年は、14歳の誕生日を迎えたばかりだった。私のところにくる前日の夜、突然、両親から、「おまえは日本人ではない」と告げられ、「在留」の手続きのため大阪入国管理事務所を訪ねてきたのである。――私は行政官として、私の前に立った14歳の少年のために何ができるのか、そのことだけを考え、政策を展開し、その実現に努めてきたように思う。――<本文より>第4回パピルス賞〈人文・社会部門科学書部門〉受賞
定価1760円(税込)
ISBN9784062128520
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