白夜の森（上）

自分を見失っていた世界中の女性が「愛」と「生」の喜びを再発見した200万部の大ベストセラー！！貧困、偏見、夫の不義、親子の断絶……すべてを乗り越えて、3世代の女たちが心の中に見つけた「楽園」。スウェーデンの美しい森と湖を舞台にした愛と希望の一大ページェント。19世紀末、封建的時代のスウェーデン。貧しさゆえに12歳で農園に奉公に出されたハンナは主人の息子に強姦され、13歳で母親になる。苛烈な差別と過酷な労働にも耐え、息子を明るい子に育てるハンナ。彼女が産んだヨハンナも、奉公先の医師一家に虐待され社会主義に傾倒しながら、豊かになっていく社会と女の地位とのギャップに苦しむ……。――あまりに残酷な運命を生きた、北欧の美しい大地の女たち。母娘の、夫婦の、気高い愛が激動する時代を背景に光を放つ「希望の書」。