刊行書籍一覧へ

刊行書籍情報

江戸の災害

日本史

オランダ商館長が見た

江戸の災害

フレデリック・クレインス プロフィール
磯田 道史 プロフィール

平成、令和の時代と同じように災害の多かった江戸時代。人びとは災害をいかに生き抜いたのか。被災直後の江戸城内での将軍への謁見、町で復興に励む市井の人びとなど、歴代のオランダ商館長の克明な記録をもとに、災害列島を生きる日本人の姿に迫る。磯田道史氏解説付! 「江戸は見るに堪えないくらい悲惨な状況であると思った。というのも、家屋が地震のために倒壊し、焼失してできた広範囲の空き地が各所に見えたからである。そして、そうした空き地のところどころに藁などの素材を使って簡易に拵えられた小屋が建っていた。労働者たちは、新たな家屋を作る材料として使用するために、焼けていない材木を熱心にかき集めていた。大工たちやほかの職人たちは皆せっせと働き、新しい家屋の建設およびその準備に携わっていた」。タントの日記では、震災後に日本人が一生懸命復興活動に取りかかっている姿が生き生きと描写されている。このような光景は日本側史料にはあまり見られない。震災に負けない元気でたくましい日本人の気質を我々に伝えてくれる貴重な史料である。 ――第三章「商館長タントが見た元禄地震」より

定価960円(税別)

ISBN9784065181799

オンライン書店で購入