刊行書籍一覧へ

刊行書籍情報

母親はなぜ生きづらいか

心理・精神医学 知的生活のヒント

母親はなぜ生きづらいか

香山 リカ プロフィール

日本の「母親中心」の子育ての歴史をたどる。「子育て」要求の声が確実に強まっている。「少子化解消のために子どもを産む」「出産後は仕事に復帰」など両立不可能な期待に燃え尽きていく母親へのメッセージ。(講談社現代新書)いつから「子育て」は母親まかせになったのだろう。母性の歴史をひもときながら、母親の悩み、子どもの希望など母子関係の真実を探る。どんなに頑張っても、母親が子どもに絶対的な影響を与えるのは不可能なことなのだ、と考えてみてはどうだろう。(著者からの一言)私には子育て経験はありませんが、精神科の診察室で多くの母親たちのSOSを聞いてきました。子育ての忙しさ以上に、母親たちを苦しめているのは「育児は母性あふれる母の手ひとつで」「三歳まではつきっきりで」「脳の開発はゼロ歳から」といった子育てにまつわる数々の教訓やメッセージです。NHKの「知る楽」という番組をきっかけに私は、母親を生きづらくしているこれらの教訓の根拠を、歴史を振り返りながら確かめることになりました。子育てって、いったい誰のものなのでしょう。読者のみなさんといっしょに考えることができれば、と願っています。

定価720円(税別)

ISBN9784062880442

オンライン書店で購入