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刊行書籍情報

「責任」ってなに?

哲学・思想

「責任」ってなに?

大庭 健

私は悪くない。与えられた「役割」を果たしただけ。歯車だから。ああするしかなかった。「ほんとうの自分」は違うんだ。――これ、どこかおかしくないか?責任があるとは?責任がある・責任を担う、ということは、「なぜ、どういう理由(わけ)で、そうするの?」という問の前に立たされることを含意する。しかし、この問は、ガウンをまとった審判者からの詰問ではない。たしかに問われた場面だけを抜き出すと、そうした詰問でしかないように思えることも多々あろう。しかし、その問いかけは、根底的には、共生を模索し、よりよき共生を求めるがゆえの、呼びかけなのである。責任がある、ということは、裁判所から灰色の呼び出し状が来ることでもなく、弁済や配慮の負担を課されることでもなく、なお呼応可能な人-間でありえている、という悦ばしい報せなのである。――<本書より>

定価740円(税別)

ISBN9784061498211

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