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刊行書籍情報

教えること、裏切られること

日本史 日本語・日本文化

教えること、裏切られること

師弟関係の本質

山折 哲雄

法然・親鸞・道元、子規と虚子、漱石と和辻…… 「師と弟子」こそ日本の教育の原点だ ! いかに学び、いかに師を乗りこえるか。柳田・折口の確執、棟方志功の師殺し、親鸞・道元等の情知渦巻く世界…。「私は長いあいだ、師などいらぬもの、と思っていた。戦後の長いあいだ、そう思っていた。考えてみれば、私にとっての「師はいらぬもの」の時代は、「人間関係」という言葉の流行した時代と重なっていた。しかしこのごろ、その「人間関係」主義がいつのまにかぐらつきはじめているのではないか。戦後50年を通観すればただちにわかることだが、その人間関係主義の大合唱の中から師弟関係という人生軸が、はじめから徹底的に排除されていたのだ。師弟関係という垂直軸を無視し否定することによって、人間関係という横並びの水平軸がいつも不安定に揺れつづけることになったのである。」――〈本書より〉

定価700円(税別)

ISBN9784061496637

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