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謎の古代都市アレクサンドリア

謎の古代都市アレクサンドリア

野町 啓

『聖書』はなぜギリシア語に訳されたか?アリストテレスの蔵書の謎とは?ムーセイオンと幻の大図書館を擁し、地中海・東方の学者たちが集った国際学術都市。ギリシア文化を世界に伝えた知の都の実像に迫る。アレクサンドリアの図書館長──アンティパトロスの子カッサンドロスのいわば傀儡(かいらい)としてアテナイの総督であった、先のデメトリオスは、「アリステアスの手紙」では王立図書館長として登場する。彼は、プトレマイオス2世を思わせる王から、創建された図書館の充実のため、世界中からありとあらゆる書物を、金に糸目をつけず蒐集するよう依頼される。彼は、書物を買い求め、場合によっては写本を借用して転写し、王の意図の達成に努める。そして蒐書の完璧を期すため、ユダヤ人の律法書、すなわち『聖書』をヘブライ語からギリシア語へと翻訳し、図書館に収蔵することを王に勧める。このデメトリオスの勧告が機縁となって、エルサレムから大祭司エレアザルより派遣された72人の翻訳者がアレクサンドリアに来ることになるのである。──本書より

定価660円(税別)

ISBN9784061494930

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