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刊行書籍情報

日本語の復権

日本語の復権

加賀野井 秀一

欧米語に比べて日本語は本当にあいまいか。「ムカつく」「キレる」に潜む若者言葉の落とし穴とは。画期的視点で語る日本語論。甘やかされた日本語――表現能力を察知能力の方が凌駕し、表現よりも表現のポーズの方が珍重されることになれば、やがては、「第二芸術」のように表現者の怠惰をまねき、示唆能力以外の本来の表現力は低下することになるだろう。私たちはこれまで「メシ、フロ、ネル」を甘やかされた日本語という観点から論じてきた。しかし、これがまた甘えから故意にそういう表現をしているというのなら、文化の差だとかなんとか言ってお茶をにごしていればよかったが、表現者の怠惰が幾代も重なり、実際にこうした表現しかできない世代が誕生してきているとしたらどうだろう。さらにまた、そうした怠惰の許される以心伝心の前提が失われ、表現能力の低下を察知能力が補わなくなってきているとしたらどうだろう。――本書より

定価660円(税別)

ISBN9784061494596

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