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温泉の医学

温泉の医学

飯島 裕一

「お湯の力」でからだを癒す、心をほぐす「現代病」への処方箋――現代人は、体の芯に残るようなぐったりとした精神的疲労を背負った「半健康人」が多いのではないのだろうか。適度なスポーツの後に感じる“さわやか疲労”とは根本的に異なる疲労感だ。心の病に加え、アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、過敏性腸症候群など、現代の社会構造が背景に潜む慢性疾患も問題になっている。温泉治療の中には、これら「現代病」に対する、ひとつの処方箋がありそうだ――。現に私たちは、温泉にはいると心身ともにリフレッシュすることを肌で感じている。西洋医学が普及する以前は、湯治という日本独特の療法が生活の中に根づいていた。ヒポクラテス(古代ギリシャ)の時代には、エーゲ海のコス島で温泉療法が試みられていたし、欧州はクアハウスを中心に温泉医療を展開する先進地でもある。そして今。温泉の効用は医学的に十分解明されたのだろうか。予防・保養・臨床の現場で、そのサイエンスは生かされているのだろうか。――本書より

定価660円(税別)

ISBN9784061494237

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