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ケインズを学ぶ

ケインズを学ぶ

根井 雅弘

経済学者は、人間の性質や制度に関心が高く、資質において数学者、歴史家、哲学者であらねばならない。経済学はモラル・サイエンスである――ところで、この手紙のなかには、さらに、経済学は「モラル・サイエンス」(moral science)であって、自然科学とは異なるという趣旨の文章が続くのですが、このモラル・サイエンスという言葉を直訳して「道徳科学」としたのでは、その意味を理解することはできないでしょう。モラル・サイエンスとは、かいつまんで言えば、アダム・スミスやディヴィット・ヒュームの時代から続く「モラル・フィロソフィー」(moral philosophy)の系譜に連なるもので、社会の一員としての人間を取り扱う学問を指しています。したがって、経済学が1つのモラル・サイエンスであるという場合、その意味するところは、人間社会の現象を経済的側面から研究する学問ということになるわけです。――本書より

定価631円(税別)

ISBN9784061493025

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