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「大東亜共栄圏」の思想

「大東亜共栄圏」の思想

栄沢 幸二

「侵略」を「解放」と呼んだ「聖戦イデオロギー」を支え、拡めたのは誰か。当時の人々の心性を綿密な資料考証から描く。「聖戦」のイデオロギー――そもそもこのような問題発言が、なぜ繰り返しなされるのであろうか。もしそれが、戦争中盛んに宣伝された「聖戦」論の一面を率直に表現したもので、しかも当時の国民に広く浸透していた常識に近い見解であったとするならば、問題の根は深く、そして重いとみなければならない。太平洋戦争は、全国民の自主的・積極的な参加・協力を不可欠な前提条件とする総力戦であった。いわゆる上からのファシズム化と総力戦を可能にした社会的要因の1つは、国策に賛同・協力せざるをえないような非常時の社会的風潮の全国的な高まりだったように思われる。――本書より

定価700円(税別)

ISBN9784061492790

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