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刊行書籍情報

パリの誘惑  魅せられた異邦人

パリの誘惑  魅せられた異邦人

村上 光彦
杉浦 康平
佐藤 篤司

人を駆り立て、人をして語らしめる都市(まち)。革命があり、知識があり、芸術があるパリは、強烈な磁力線を発し、多くの異邦人を吸い寄せてきた。マリ=アントワネット、リルケ、ショパン、ピカソなど、魂を魅了された人々を通して、国際都市パリの醍醐味に迫る。幻想のパリ――ハイネはベルリンにいられなくなった。おりもおり、フランスから七月革命のニュースが届いたのだ。そのころ彼は、7月の太陽に目が眩んだと言って、知人にこういう調子の手紙を書き送っている。「ぼくは酔い痴れ、無我夢中で、自分もパリへ行きたいと思っている……。ぼくもまた〈革命〉の息子なんだ、聖なる武器へとふたたび手を差し延べるぞ……。ぼくはもう眠れない……。気が違いそうだ!」「ベルリンは嘘で固めた首都だ……。ベルリンの自由主義ぶった偽善者どもを見ると嫌気がさす……。くる夜もくる夜も、トランクの荷拵えをしてパリへ出かけてゆく夢を見ているのさ。あそこなら、澄んだ空気が吸えるだろう……」――本書より

定価583円(税別)

ISBN9784061491090

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