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はじめてのジャズ

はじめてのジャズ

内藤 遊人

ニューオーリンズ。場末のカフェの熱狂から、より楽しくより美しくを目指し、愛すべき偏屈たち(ジャズメン)独自の音作りが始まった。ディキシーもビ・バツプもみずみずしい魂のひとしずく。ジヤズの流れをたどり、必聴の名盤50を紹介。シカゴでジャズはジャズになった――フランス語を日常会話としていたニューオーリンズの白人社会でのうわさ話とか、くだらない話、という意味のJASERがJASSになり、やがてはなまってJAZZになったとか、それはうわさ話どころではなく、今でいうFUCKのような意味で、白人が黒人のことを軽蔑してそう呼んだことからきた、とかいわれるが、シカゴでこうしたディキシーランド・バンドの演奏を聴いていた酔っぱらいが興奮して、当時のギャングたちのひわいなスラング“Jass it up”を突然叫んだから、というのが、中でもジヤズの雰囲気を伝えるエピソードとしておもしろい。「よー、すげえぞー!」とでも本人はいったつもりだろうが、これもまた歴史である。――本書より

定価720円(税別)

ISBN9784061488632

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