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「論語」を読む

「論語」を読む

加地 伸行
杉浦 康平
鈴木 一誌

【国家】縮小財政による民力養成を目指した減税論を展開し、新しい法優先の風潮の摘発者として、〈まごころ〉共同体を理想とする。【家族】不幸な生いたち、妻との離婚などの経験から、父母への孝行をつねに第一に説き続ける。【教育】技術の伝達だけでない人間形成を実践。【生活】「徳とは得(富貴)なり」と割り切った、現実主義者。諸国を放浪し、さまざまな挫折を繰り返しながら、心の修養を積み、〈聖人〉と呼ばれるに至る軌跡――。2000年来読み継がれてきた〈ほんね人〉の肉声に、今に通じる、人間の普遍性を抉り出す。農民の父と巫女の母と――孔子は家庭的に恵まれなかった。その出生においてすでに不幸であった。孔子の母は、孔子の父と「野合して孔子を生む」と言われている。「野合」ということばの語源である。今日、「野合」といえば、原則もなく、プライドもなく、見識もなく、ただ利益だけで結びつく関係を指す感じであるが、もともとは、「野」というべき「合」のことを意味する。その「野」とは何かということについて、いろいろな解釈があるが、結局は、人々に認められない結びつきによる「合」ということである。よほどの事情があったと言える。――本書より

定価680円(税別)

ISBN9784061457560

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