理化学研究所名誉研究員
島 誠
MAKOTO SHIMA

1923年栃木県生まれ。東北大学理学部卒。理学博士。微量元素、同位体などを対象とする地球化学的研究を皮切りに、境界領域にまたがる幅広い研究活動を展開。
1959年、カナダのマックマスター大学のH. D. トーデ博士のもとで硫黄の同位体地球化学を研究。1961年アメリカのカリフォルニア大学サンジエゴ分校にて、重水素の発見でノーベル賞を授与されたハロルド・ユーリー博士のもとで宇宙化学に開眼。南極、海洋、高山などにも足を運び、隕石、宇宙塵、さらには月の石などの研究に精力的に取り組む。1970年には西ドイツ(当時)マインツのマックス・プランク化学研究所で物理のH. Hintenberger教授に岩石鉱物学方面から協力して、宇宙化学を研究。
理化学研究所では地球化学研究室を主宰。1985年に理化学研究所を退職後は同研究所の名誉研究員となるとともに、横浜国立大学教育学部教授として理科教育に携わり、同大学退官後は東京国際大学商学部教授として理系の一般教養の教育に取り組む。2009年惜しくも逝去された。