理学博士
片山 泰久
YASUHISA KATAYAMA

1926年長野県に生まれ、松本高校から京都大学理学部に入る。哲学書などを小わきにした思索好きの青年は、ここで湯川秀樹博士の愛弟子となり、素粒子の統一理論に挑戦する気鋭の物理学者となった。湯川博士との「素領域」新理論の共同研究など、国際的にも高い評価を受けている。理論物理学者らしく、大変きちょうめんな人だが、ユーモラスな一面があり、『量子力学の世界』の図解の下絵などそのまま使えそうな傑作であった。しかし、病魔には勝てず、1978年1月、現職の京都大学教授のまま惜しくも逝去された。