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こんなに恐ろしい定年ビンボー…退職金はあっという間になくなる 

【実例集】離婚は最悪の選択
週刊現代 プロフィール

ものすごい恥をかく

—前出の藤川氏によると、退職後の生活が破綻してしまう人の中には、定年を迎えても「俺はまだまだ働けるし、仕事口も見つかる」と思い込んでいる人が少なからずいるという。

全国紙の辣腕記者だった森川良治氏(63歳)も、そうした〝プライドの高さ〟が老後の人生設計を大きく狂わせたひとりである。

「私の年収は最終的に1000万円ほどでしたが、60歳で定年になったとき、手元に残った貯金は1000万円にも満たなかったんです。しかも、住宅ローンは70歳まで残っています。

なぜかといえば、普段の暮らしぶりが派手だったんです。そしてその生活が退職後もやめられない。

私が新聞社を辞めたとき、これまでの実績があるから、生活はなんとかなると考えて、まず『元●●新聞記者』という名刺をつくり、就職活動を始めたんですが、これがまったくの逆効果でした。

肩書のない人間が前職を強調しても、誰も相手にしません。といって、私自身コンビニの店員などの仕事はプライドが許さない。

いまでは貯金も底をつき、自己破産寸前の状態なのに、後輩や友人の前に出ると、つい『きのうはこんな面白い店に行った』などと、生活に余裕があるように振る舞ってしまいます」

様々な事情を抱えている定年ビンボー。

前出の藤川氏は定年後に対する考えを改めるべきだと指摘する。

「私たちはおカネを使わないと楽しく過ごせないとか、時間がつぶせないと誤解しているのではないでしょうか。定年後に生活レベルを落とすことを恐れず、おカネのかからない趣味を定年前に持っておくべきでしょう。現在の収入の半分で暮らすことを心がければ、苦しむ必要はありません」

右の診断テストの結果はどうだったろうか。間もなく訪れる定年ライフを豊かに生活できるよう、定年後の現実を直視しておこう。