# 定年

こんなに恐ろしい定年ビンボー…退職金はあっという間になくなる 

【実例集】離婚は最悪の選択
週刊現代 プロフィール

しかし引っ越したばかりなので近所付き合いもなく、好きな麻雀やゴルフもする相手がいない。することがないのがこんなに辛いとは思いませんでした。あるとき「料理はすべて自分がやる」と妻に宣言したものの、フライパンの油に火が入り、危うく火事になりかけ、「料理はもうしないで!」と厳命されました。

仕方なく、庭の草むしりに精を出す毎日です。最近、昔の友達に「草むしりのプロ」を自称しています。

■妻が新興宗教にカネをつぎこみ始めて……(65歳・元地方公務員)

妻が新興宗教にハマってから運命が変わりました。教祖に言われるままに、貯金1500万円全額を寄付していたんです。

住まいは父母の残してくれた分譲マンション。子供たちも独立し、退職金と月25万円の年金で十分にやりくりしていけるはずだったのに、年金や退職金、生活費までも勝手に渡していたんです。公務員時代、家にいなくて妻に寂しい思いをさせたから、宗教にハマったのでしょうか?

服はバザーで手に入れたお古ばかりで、食事はスーパーの売れ残りにパンの耳。最近は、友人に「ひとりあたり米2㎏を、海外の飢えた人に贈る運動をしている」と嘘をつき、分けてもらったおコメを食べています。人間、おカネはなかなか出してくれませんが、おコメはくれるんです。

■仕事をしたくても、再就職先が見つからない(60歳・元コンサル会社)

会社では営業部長でしたが、事業縮小に伴い定年前に会社都合退職しました。ところが、自己都合扱いにされたため、手にした退職金は600万円。しかも、退職直後に妻から離婚を切り出され、その半分が解決金として消えました。

肝心の再就職活動ですが、100社以上アプローチして、面接まで到ったのがたった2社です。ヤケクソだったんでしょう、その合間に昼酒やキャバクラに走った結果、4ヵ月で預金残高は20万円になりました。消費者金融4社から100万円を借り入れて追加融資が受けられなくなり、現在は転職活動と並行して、生活保護を申請中です。

 

■フランチャイズの経営に失敗して預金が半分に(64歳・元スーパー店員)

まだ枯れたくはなかったので、退職後にファストフードのフランチャイズ経営を始めたんです。出店費用は約2000万円。これで退職金はほぼ消えましたが、最初の1年は妻と二人の生活費用くらいは稼げました。

ところがその後、近所に競合店が次々とできて、売り上げがどんどんダウン。1年半で400万円の赤字となり、3年後に店を閉めたときには800万円あった預金が半分になりました。

ハローワークに通いましたが、仕事は見つからず、時給800円のアルバイトをし、今の収入は月に3万8400円です。妻のバイト代10万円と合わせても15万円弱です。年金はもらえますが、それでも、仕事を続けなければ暮らしていけません。