官僚もがっかり…岸田首相が母校「開成高校」の同窓会誌に寄せた3ページ寄稿文の「中身」と「読みどころ」

運動会と野球の話で…

クイズ王や企業経営者も寄稿

《皆さん、こんにちは。内閣総理大臣の岸田文雄です。》で始まる一文が、東大合格者日本一で知られる開成高校の同窓会誌(令和4年6月号)の最新号にひっそりと掲載された。昭和51年の卒業生である岸田首相は開成の出身者だ。6月15日に発行されたこの会報で、現役総理による寄稿は「目玉」となっている。

開成学園創立150周年記念特集として、この同窓会誌には開成出身の官僚やビジネスマンの多数寄稿している。前内閣情報官の北村滋氏(昭和50年卒)、ライフネット生命の創業者・岩瀬大輔氏(平成6年卒)、変わったところでは「クイズ王」として知られる伊沢卓司氏(平成25年卒)まで、著名人たちが開成での思い出を綴っている。

そのなかで「内閣総理大臣」の肩書きで、「創立百五〇周年を祝う」と題し、3ページにわたって寄稿した岸田氏の文章はいかなるものだったか。その読みどころを明かそう。

《私は、1973年に、開成高校に入学し、76年に卒業しました。あれから、50年近い時間が過ぎようとしていることを思うと、正に“光陰矢の如し”であり、月日の過ぎ去る早さに驚きを禁じえません。

50年といえば、紅顔の青年が、白頭の翁となるのに十分な時間ではありますが、不思議と、人生の最も多感な時期である高校時代の記憶というものは、色あせることがないようです。》

冒頭からいささか抽象的な記述が続き、なかなか思い出話にはつながらない。

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《「質実剛健」でありながら、「自主自律」を重んじ、「自由と進取」を愛する校風の中で送った青春時代。楽しかったこと、悩んだこと、つらかったこと。あの時代に経験し、感じ、考えた全てが、血となり、肉となって、総理大臣となった今も、私を支えてくれています。》

さて、どのような青春時代だったのだろうか。まず岸田氏が触れたのが、開成では有名なイベント・運動会のことだった。

《多くの開成健児にとって、学園生活を振り返って最初に思い出すのは、運動会のことではないでしょうか。

先日、2006年に卒業された落合陽一さんが、総理大臣となった私のところに、インタビューに来てくれたのですが、最初にいただいた質問は、開成の運動会についてのことでした。》

 

ちなみに落合氏によるインタビューの模様は、デジタルメディア「NewsPicks」での「WEEKLY OCHIAI」で今年1月に配信されている

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