2022.06.23
# 相続税

母の死後、「1000万円」を相続した娘が絶句…遺言書が招いた「最悪の相続トラブル」

世古口 俊介 プロフィール

激怒する妹

その遺言の内容に妹は「ありえない!」と憤慨した。

遺言書の表面だけ読むとよくある内容にも思える。

特に長女は母親の自宅の近所に家族で住んでおり、毎日のように通っていたので、実質的に世話をしていたようなものだった。

その点は妹も理解しているようだったが、どうしても納得いかなかったのは今回の相続の対象になっている自宅と預金の「価格差」であった。

母親の自宅の価値は9000万円、一方で預金の残高は1000万円である。妹が憤慨しているのはこの姉妹間での9:1という相続財産の格差、不公平に対してであった。

[PHOTO]iStock
 

しかし長女は長女で母親の面倒を見ていたという自負や、自宅を手に入れたいという欲もあり、遺言の内容で相続を進めたかった。

姉妹は子供たちの年齢が近いこともあり、家族ぐるみで仲が良かったがそれ以降、家族間の仲は最悪になった。

つまり文字通り1通の遺言書で、姉妹の仲は引き裂かれたわけである。

その後、姉妹の争いの行方については<【後編】58歳娘が青ざめた…母から「9000万円の自宅」を相続した後に届いた「突然の支払い請求」>にて語ります。

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