2022.06.23
# 相続税

母の死後、「1000万円」を相続した娘が絶句…遺言書が招いた「最悪の相続トラブル」

筆者は17年間にわたり、多くの方々に資産形成や相続対策のアドバイスを行ってきた経験から、これまであらゆる相続争いのケースも見てきた。

今回は母親が良かれと思って書いた遺言書のせいで、もともと仲が良かった姉妹が最悪の関係になったしまったというエピソードを紹介する。

[PHOTO]iStock
 

母親が残した遺言書

私が知人からの紹介で相談を受けたのは58歳の女性で、「妹から1500万円を支払うよう請求されている」と穏やかではない相談内容であった。

どういうことか詳しく話を聞かせてもらった。

事の発端は半年前の85歳の母親の死であった。父親はすでに亡くなっていたので相続人は私に相談にきた長女と妹である次女の2名だけ。

お葬式や親戚縁者への挨拶など最初の数週間はバタバタしていたが、妹や家族と協力しながらなんとか落ち着いてきたところだった。

そろそろ遺産についても考えないとと思い、母親の部屋を掃除していたときに出てきたのが母親の自筆で書かれた遺言書である。

遺言書は勝手に開封することができないので、相続人である本人と妹立会いの元、裁判所で開封してもらった。

そして遺言書にはこう書かれていた「長女に自宅を、次女に預金を相続する」と。

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