運命の日
ところが、運命の2021年1月28日。
「ロビンフッダー」たちが利用していたアプリ「ロビンフッド」が、ゲームストップ株の購入をできなくする措置をとりました。アプリ上から「買いボタン」が消え、保持し続けるか、売ることしかできなくなってしまったのです。
ゲームストップの株価を支えていたのは、「ロビンフッダー」たちがひたすら株を買っていたため。それができなくなってしまうと、ゲームストップの株価急落し、なんと1日で44%もの大幅な下落を記録します。

「ロビンフッド」がゲームストップ株の購入を制限した理由については、ユーザーの売買にあたって証券会社が用意しなければいけない保証金を用意できなくなる懸念があったため、と同社は説明しています。ネット上では、「ロビンフッド」の顧客である空売りヘッジファンドに忖度したとの憶測も流れていますが、真相はわかりません。
いずれにしても、ゲームストップの株価が急落したことに変わりはありません。青ざめた高岡さんは、慌てて全株式を売りに出し、結局大損を出してしまいました。
高岡さんに残された資産は、結局700万円ほどでした。