人生のボーナスステージ

留学中は、こんな状況で送り出してくれた家族への気持ちに報いたい、と日本人との交流を一切断ち、英語を絶対モノにするんだと励んだ。その後も絶対に学費を抑えたい、と国立大への進学を希望し勉強した。

現実から目を背けて逃げたいと思えば思うほど、それが逆に自分の頑張る原動力になっていた。

父が病気になったときに、私の人生は一回終了したような感覚があって、当たり前のものは当たり前じゃないし、今ある幸せは明日にはないかもしれない、と知った。それを一言で表せば「不安」なのだけど、だからこそ今は第二ステージの人生を味わっている感覚がある。

第二ステージはボーナスステージだ。

岩手に帰省した時は盛岡冷麺を食べました。写真提供/福田萌
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第二ステージの人生は、後悔なく過ごしたい。今ある「生」を思いっきり生きたいし、感じたい。人間はあっけないものだ。幸せは当たり前ではないものだ。だったら火力強めで、思いっきり今ある幸せを全身で感じたい!と思っている。だからこそ、ちょっとやそっとの人生の大イベントや夫との暮らしも、揺るぎない気持ちでどっしりと楽しむ姿勢ができているのかもしれない。

タンポポを見ると、どんな環境でも生をまっとうしている感じがする。私は咲いて、生きて、種を飛ばしてやる、という気合を感じて好きだ。人の一生も、咲いて、生きて、種を飛ばす、そう思ったらシンプルだ。