(4)事前の確認作業をしっかりおこなわなかった。
堀さんは契約日当日に、売り主さんから、家の前の通りに人が通ることは聞いていたようです。しかし売主さんもあまり気にならないと言っていたので、そこまでは気にしなかったといいます。
これも不動産業者による誤診と言えるでしょう。仲介した不動産業者さんがそもそも現地で気付けなかったうえ、さらに契約書の事前チェックでしっかりと告げなかったというダブルパンチにより起きてしまった人災です。
どうやれば防止できたか
以上4つの要因をお伝えしましたが、それではどのようにすれば防止できるのでしょうか。
(1)「想定できなかったこと」
一番大きな要因は、不動産業者が気づいて伝えることができなかったことに尽きます。しかし、厳しいことを言えば、堀さん夫婦がご自身でも想定することができたかもしれません。
自分の身は自分で守るということで、可能な範囲で事前にチェックすべきポイントや相場を知るために、インターネットや読書などで勉強しておいたほうがよかったと言えそうです。
(2)「気になる性格であった」
気になる性格であること自体が悪いわけではないのですが、視線が気になる性格でありながら、視線状況の確認を怠ってしまったことが後悔を生み出してしまったと言えます。
たとえば、堀さんとは反対に「うまく覚悟を決められた例」として下記のような方はいました。