急成長中の企業コンサル
「物言う株主」と呼ばれるアクティビストへの対応や委任状争奪戦など、企業が困難に直面した時に役に立つのがコンサルタントだ。
そのコンサル業界で急成長中のアイ・アールジャパンホールディングス(IRジャパン)で今、異常事態が起きている。
副社長を務める栗尾拓滋氏(56歳)が自社株情報を漏らし、インサイダー取引に関与した疑いがあるとして、6月1日、証券取引等監視委員会の強制調査を受けたのだ。

企業コンサルは、とりわけ情報の秘匿やコンプライアンス(法令遵守)が求められる立場である。今月3日、栗尾氏は副社長を退任した。