2022.06.18

中国が“ほくそ笑む”…「すべてをかけて戦うことを躊躇しない」米中台湾をめぐる異常事態

基調講演に登壇

6月10~12日、英国際問題戦略研究所(IISS)主催の第19回アジア安全保障会議(シャングリラ会合)がシンガポールで開かれた。

会議初日の10日午後8時(現地時間)、岸田文雄首相が基調講演を行い、インド太平洋地域の国防相、政府関係者(防衛当局関係者を含む)、国会議員、研究者、ジャーナリストなど約500人の参加者を前に「平和のための岸田ビジョン」を披瀝した。

岸田首相はシンガポール公式訪問中の11日、リー・シェンロン首相との会談(及び朝食会・昼食会)を通じ、両国が「自由で開かれたインド太平洋」の新たな展開に向けた協力や地域・国際情勢への対応などの連携を確認した。

リー・シェンロン首相 photo by gettyimages

シンガポールは東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国のコアメンバーである。日米豪印(Quad)首脳会合出席のため来日したジョー・バイデン米大統領が提唱、5月23日に正式発足したインド太平洋経済枠組み(IPEF)にもインドネシア、ベトナム、タイなどと参加し、3月2日の国連総会緊急特別会合でのロシアによるウクライナ軍事侵攻非難決議案に賛成している(ASEANで棄権したのはベトナムとラオスの2カ国)。

 

それだけではない。2016年2月に発足した環太平洋経済連携協定(TPP)の発足メンバーであり、今回の岸田・リー会談でもウクライナ情勢、東・南シナ海の情勢への対応、TPPを含む自由貿易、軍縮・不拡散、安保理を含む国連改革など諸課題についても、引き続き連携していくことで一致した。

関連記事