2019年までレタスクラブの編集長をやっていた松田紀子さんはKADOKAWAを退職して、スタートアップの「ファンベースカンパニー」に立ち上げメンバーとして参加した。また書籍や映像、音楽、ゲームなどを手掛ける出版社「オーバーラップ」では、「はちみつコミックエッセイ」編集長もやっている。さらに今月17日には生活情報誌『オレンジページ』の新編集長への就任が発表された。
3つの仕事を兼任しながら家ではワンオペで高校生の息子と暮らす松田さんはどうやって生活を回しているのだろう。家事を分割して仕事の合間に差し込む、松田さんならではの「すきま家事術」をご紹介する。

2社目の書籍や映像、音楽、ゲームなどを手掛ける出版社「オーバーラップ」では、「はちみつコミックエッセイ」編集長を務める。写真ははちみつコミックエッセイで創刊1周年ライブのときのもの。写真提供:本人
完売記録で社長賞をもらいながら、3年で雑誌編集長の座を辞職した松田さんが、異業種のスタートアップに転職したところまでは、前編「40代ワーキングマザーのオレンジページ新編集長が「あと30年働く」ための取捨選択」で紹介している。

*以下、松田さんのコメントです。

-AD-

母頼みだった家事からワンオペに

就職をしてからコロナを経験するまで、家事や料理は最低限しかやってきませんでした。「レタスクラブ」の編集長をしていた頃は実家の母が同居してくれていたので、家族の世話や食事作りも母頼みの生活でした。
ところがコロナ禍で母が実家に戻ってしまい、夫とも離婚し、料理も家事も自分の手でやることに。でもやってみればなんとかなるものです。気が付けば料理が苦痛ではなくなっていました。

とはいえ基本は手の込んだものは作らないので、大体15分でできるものばかりをセレクトしています。それでも自分の手できちんと生み出し消化している感覚を持てるようになりました。家事や料理を人任せにしていた時にはなかった感覚です。

「料理は基本15分でできるものと決めています」写真提供:本人