今の自分で30年先まで働けるのか

「人生100年時代」というキーワードが定着しましたよね。
40代の自分はまだあと30年は働けるし、働きたい。でも20代から30代に学び得た今の知見やスキルで通用するのか。アナログだった出版もデジタルが優勢になり、時代の変化が早くなる中で、同じ装備のままこの先30年は働き続けられないと思いました。
「レタスクラブ」編集長当時も、社会人サークルや勉強会で学んだことをどんどん投入し、仕事のありかたを変えていきました。その中で「何かを得るには何かを手放す覚悟」が必要だと気づき、メンバーに権限移譲をしていったんですね。
その結果前述の通り、「私がいなくても全く遜色ない組織」になっていき、私は退職への決意を固めていきました。

「毎日ハイタッチしながら仕事するような、熱気のあるいいチームでした」写真はイメージです。Photo by iStock
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新しい世界を見たかった

ちょうど同じころ、尊敬している佐藤尚之が「ファンベースカンパニー」を立ち上げるという話を伺いました。これまでやってきた出版、編集業とは異なりますが、新しい世界と成長の可能性にわくわくしました。こういう感覚を自分が求めていたことに気づいたのです。

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それから約3年、様々なジャンルの会社から同じような志で転職してきた仲間たちとともに、「ファンベース」というファン視点で、あらゆる業種の成長とチームビルディングのお手伝いをしてきました。
そして今回「低迷しているオレンジページを回復させてほしい」という丁寧な依頼を頂いたとき、ここまで学んできた「ファンベース」の考え方を最大限に生かして、創刊37年を迎える老舗雑誌を支えてみたいと思いました。