レタスクラブを辞めた理由

レタスクラブの編集長を退任し、スタートアップの立ち上げに転職してわずか半年でコロナが流行り始めました。コロナ感染予防と対策に追われた2年の間に、世界も人々の価値観も急速に変わったと思います。
あたりまえだった生活基盤そのものが危機にさらされ、自宅で過ごす時間もこれまでとは比較できないほど長くなりました。私も朝仕事に出て夜遅くまで飛び回っていた生活から、仕事はリモートになり、会食もなくなって、ほぼ一日家にいる生活に変わりました。

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家にいる時間が長くなれば見えてくることもあります。そんな時、「今まだ生活情報誌に携わっていたら、誌面から読者を励ましたり支えたりすることができたのに」ともどかしく思うことが多々ありました。

アンティークの机と椅子を置いた松田さんの仕事部屋。写真提供:本人

なぜレタスクラブ編集長を辞めたのか。理由は2つあります。
一つは編集長をお引き受けした時に、こうありたいと描いたイメージに到達したからです。編集メンバーひとりひとりが自信を持って仕事に取り組むことができ、本来の力を存分に発揮できるようになりました。メンバーは自走するようになり、自分が抜けても大丈夫だと確信が持てました。

すると自分も何か新しいことをしなければと焦燥感のような気持ちが沸き上がってきました。それがもう一つの理由です。