なぜ彼ら彼女たちは「不正」に手を染めるのか?

塾講師として小学生たちの中学受験指導に長年携わっているとよくいるタイプの子である。そう、この手の不正は「あるある」なのである。

なぜ、彼ら彼女たちは息を吸うように「不正」に手を染めてしまうのだろうか。

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親からの過度なプレッシャーに怯えているから?

自身の不正解が露呈してみんなの前で恥をかかされた経験がかつてあったから?

間違えると塾の講師に叱責されそうで、それに怯えているから?

思いつきそうな理由を3点挙げてみたが、これらに該当するケースも多少はあるのかもしれない。しかし、わたしの観測範囲ではこのような確固たる根拠はあまり見出せず、「不正」があたかも「癖」として血肉化しているように感じられるのである。

ただ、それでも彼ら彼女たちに一脈通じているのは「間違えてはならない」という怯えを抱いていることである。その点は間違いがない。