2022.06.20
# ビジネス

起業した会社がたった2年で廃業…元トップ営業マンが「大失敗」した6つの要因

つくづく、見通しが甘かった

食品卸の営業マンだったころの人脈を活かして、脱サラして飲食店の開業コンサルティングの会社を創業した本郷大樹さん(35歳・仮名、以下同)。当初は順風満帆に見えたものの、次第に経営が傾き資金繰りが苦しくなってきた。そこで銀行に融資を申し込み、前職と同じく食品の卸営業を始めようとするが、これが大きな間違いだった…。

【前編】『脱サラ・起業した元トップ営業マンが、早々に開業資金「800万円」を失うまで』に引き続き、脱サラした元営業マンの失敗例を参照しながら、起業する人がハマりがちな問題点について見ていきたい。

1200万円の融資を申し込んだが…

融資審査のために銀行に提出する書類は、第1期目の決算書、今後の事業計画、資金繰り予定表などとさまざまだ。大樹さんは四苦八苦してなんとか作り上げ、半年分の固定費の1200万円の融資を申し込んだ。

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「まずは半年分の資金が欲しい。そうすれば長年の営業経験がものを言い、きっと経営状況も好転するだろう――そう考えていたのですが……」

結論からいえば、1200万円の融資は審査がおりなかった。

 

「融資できるとしても100万~200万円が限度だと言われました。『初年度だから赤字ですが、第1期の割には頑張ったと思います』と説明しても、担当者がぜんぜん聞いてくれないんですよ。100万や200万なんて、ひと月も持ちません」

その当時、大樹さんの会社の固定費は毎月約200万円。仮に1200万円の融資がおりたとすると、7年間での返済として月々の返済額は14万円、さらに利息が発生する。1期目の決算が赤字であることと、それまでの売上実績から見て、毎月14万円と利息はとても返済できない――銀行の判断は非常に的確だといえる。

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