【独自】参院選の「自民党公約」22ページを発表前に先出し!強気で憲法改正も打ち出す岸田は大勝するか

現代ビジネス編集部

「反撃能力」という強烈な文言も並ぶ

つづく《未来を創る。》は以下の3つだ。

1. 「新しい資本主義」で、“強い経済”と“豊かさを実感できる社会”を創る

2. 「デジタル田園都市国家構想」と「農林水産業・地域経済の振興」で“活力ある地方”を創る

3. 憲法を改正し、新しい“国のかたち”を創る

《日本を守る。》は主に安全保障政策、コロナとその後を見据えた経済対策だ。一方、《未来を創る。》は岸田首相の掲げる看板政策「新しい資本主義」と憲法改正が軸だ。

かつて自民党の公約づくりにも携わり、歴代総理の選挙随行もこなす自民党政務調査役を20年以上務めた政治評論家の田村重信氏はこう語る。

「私も公約づくりを裏方としてやりましたが、前例を踏襲しながら政権のカラーをどう出すかと腐心しました。今回《決断と実行。》が一番前に来ている。岸田首相は『聞く力』がキャッチフレーズでしたが、かなり強い積極的な言葉に変えたのに注目します。こういうキャッチは田中角栄元首相時代がよく使ったもので、それを彷彿させるものです」

自民党公約案自民党公約案

《日本を守る。》《1. 毅然とした外交・安全保障で、“日本”を守る》では、リードに《わが国の独立、名誉、国民の生命と財産、領土・領海・領空の主権を守り抜きます》とある通り、ロシアとウクライナ情勢を見据え、さらに「台湾有事」を想定したかのような文言が並ぶ。

《ロシアに対し厳しい制裁措置を講じるとともに、ウクライナおよび周辺国への人道復興支援を強化します。》

《「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、米、豪、印、欧州、ASEAN、太平洋島嶼国、台湾等との連携を強化します。》

と日米同盟を強く打ちだし、写真も岸田首相とアメリカのバイデン大統領が握手を交わす、ツーショットも添えられている

そして、これまで中国への配慮もあって安全保障では触れられていなかった「台湾」が文言として追加された。

《NATO諸国の国防予算の対GDP比目標(2%以上)も念頭に、真に必要な防衛関係費を積み上げ、来年度から5年以内に、防衛力の抜本的強化に必要な予算水準の達成を目指します。》

 

《最先端技術を駆使した“戦い方”の変化に応じた能力強化と態勢構築を進めます。》

《弾道ミサイル攻撃を含むわが国への武力攻撃に対する反撃能力を保有し、これらの
攻撃を抑止し、対処します。》

「戦い方」「反撃能力」など、中国や北朝鮮との「有事」もそう遠くないと思わせる
ような書きっぷりである。

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