【マンガ・科学解体新書】先入観や勘違い、気づかないうちに陥っているのはなぜ?

認知バイアスを生む脳のしくみに迫った

上田 彩子の「マンガ・科学解体新書」 記念すべき第1回

新シリーズ始動! 科学を少しでも身近に感じて欲しい、という趣旨で始まったこの企画。漫画家で、心理学を研究する大学准教授でもある上田彩子さんが、得意の"漫画"を包丁に、科学新書「ブルーバックス」という肴を捌きつつ、時にはその著者も巻き込んで、おいしいところをお届けします!

さて、記念すべき第1回は、「認知バイアス」。

認知バイアスって? なに?

「なぜこんなものを買ってしまったんだろう?」
「なぜあんな当たり前のことに気づけなかったのか!」
「あの時愚かな意見に同意したのはなぜだろう?」

後から冷静に考えると不思議な言動——身に覚えある方も多いのではないでしょうか? 日常よくある思考の不思議「認知バイアス」について、『認知バイアス——心に潜むふしぎな働き』を著した、鈴木宏昭さんのお話を交えてご紹介します。

まずは、所信表明

科学が好きで、科学書も読みたいのだけどなんだか難しそうと手をのばしにくい人もいるでしょう。忙しくて何を読むか選ぶ時間もなかなかない人もいると思います。

そんな人のために、興味深いテーマを漫画でどんどん紹介していこうと思うので、よろしくお願いします!

マンガ「認知バイアス篇」1どうぞよろしくcomic by sayako ueda

「認知バイアス」をご存じ?

「認知バイアス」をご存じですか?

バイアスbiasには、傾きなどの意味があります。ヒトの心に潜む癖のようなもので、気づかないうちに思い込みや勘違いを生み出してしまうものです。心理学の研究をする身としては、捨ておけないテーマです。

【マンガ】「認知バイアス篇」2 漫画家だから変わってる?comic by sayako ueda

さて、認知バイアスってどういうもの? ということですが、たとえば、漫画家をやっていると、会話を盛り上げようと一生懸命話をしていると、相手が急に「君、普段は何をしているヒト?」と聞いてくるような場面があったりします。

漫画家と答えると、「漫画家だから変わっているんだね。ナットクだなぁ」というようなリアクションをされたりします。気をつかって無理に話を続けたような時でも、そんなふうに言われがちで、腑に落ちない思いをすることがあります。そもそも「漫画家=変わっている」というこの偏見はなんなのでしょう。

でも、これも認知バイアスの1つなんですって。

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