2022.06.12

中国ではカンニングで懲役刑に処される

1200万人が受験する「一発勝負」試験

日本の大学受験は1~2月の真冬に行われるが、お隣の中国はまさにこの6月が受験シーズン真っ盛り。現代版の「科挙」とも呼ばれる普通高等学校招生全国統一考試、通称「高考(ガオカオ)」が6月7日、8日に行われた。

photo by GettyImagesphoto by GettyImages

中国の受験戦争の過酷さは日本の比ではない。日本のように、大学ごとに行われる試験はなく、この「高考」が全国統一試験であり、一発勝負だ。中国の人口は日本の約11倍だが、この高考には日本の大学入学共通テストの20倍以上の約1200万人の受験生が参加するという。中国の受験生たちがめざす、政府が重点的に資金を投入する「重点大学」と呼ばれる一流校はわずかに80校。入試倍率は20倍を超える。

 

しかしいくら狭き門であろうと、いまだに都市部と農村部での格差が大きい中国において、唯一の「平等」とも言えるのが、この高考である。このチャンスをものにすれば、豊かな生活が手に入る。そう信じて家族の命運を担い、試験に臨むのが中国の若き一人っ子たちなのだ。

関連記事