2022.06.23

30歳会社員男性が絶望…結婚を意識した彼女が口にした「理想の家族像」

食い違う二人の未来
古川 諭香 プロフィール

理想とする未来に差があって交際を断念

その後、2人は何度か食事を重ね、友達以上恋人未満な関係に。みずきさんの敬語も、いつしか自然に取れていった。健太さんは、今度は自分から「付き合おう」って言おうと考え、タイミングをうかがっていたそう。

ところが、そんな矢先、みずきさんが口にした「理想の家族像」を聞き、やはり付き合えないと思ってしまった。

母子家庭で育ったみずきさんは小さな頃からひとりで時間を持て余すことが多く、母親に甘えることを遠慮。そのため、母親との間に距離ができてしまい、家にいるのが苦しくなった。

そこで、大学への進学を理由に家を出て、一人暮らしをスタート。しかし、寂しさから彼氏ができると依存しすぎてしまい、別れを告げられるという恋愛を繰り返してきたそう。

[PHOTO]iStock
 

「みずきは、言ってました。『そういう恋愛は疲れるから嫌。早く結婚して安心したいんだ。子どもも2人くらい欲しい。昔の私みたいに寂しい思いは絶対にさせないから』って。それを聞いて、彼女が求める未来を俺には作ってあげられないなと思ったんです。」

実は健太さんも、複雑な家庭環境の中で育った。

「実の父親が大嫌い。本当にクズ。小学4年生の頃から母がいない時に、服で隠れる場所にタバコの火を押しつけられたり、男性器を触られたりしました。」

こんな腐った大人もいるんだな。そう絶望する一方で、健太さんはそんな人の血が自分に流れていることに恐怖を感じた。

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