2022.06.23

30歳会社員男性が絶望…結婚を意識した彼女が口にした「理想の家族像」

食い違う二人の未来
古川 諭香 プロフィール

「私も東京に来ちゃいました」に支えられた

しかし、上京後、健太さんの心はボロボロに。未経験の業界では覚えることが多く、毎日怒鳴られてばかり。今まで仕事のストレスは友人との飲み会で晴らしていたが、見知らぬ土地ではそれも叶わず。心をさらけ出せるほど親しい相手もできなかった。

「前の職場は、どちらかというとアットホームな感じで、みんなで不満をわいわい言いながらも頑張ろうぜと励まし合う社風でした。でも、転職先はみんなが敵みたいで。各々の能力に応じて給料が決まるというような形だったので、同僚を蹴落とそうと常に誰かの粗を探しているように感じました。」

誰かに、この苦しさを受け止めてもらえたらいいのに…。そう思っていた時、久しぶりにみずきさんからLINEが。トークを開くと、そこには信じられない言葉が記されていた。

[PHOTO]iStock
 

「私も東京に来ちゃいました!やっぱり、河合さんのこと忘れられなくて(笑)」

みずきさんの行動やLINEは、ストーカーのようにも感じられるかもしれない。だが、精神的にまいっていた健太さんには、そんな彼女の存在と想いが刺さった。自分をこんなにも気にかけてくれる人がいるなんて…。やっぱり、この子と付き合えばよかった。いや、今からでも遅くはないはずだ。

そう思うと同時に、手は動いていた。

「まじかよ(笑)だったら、今度何か食べに行く?」

短く、ありふれた誘い文句を、健太さんは涙を流しながら送信したという。

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