2022.06.23

30歳会社員男性が絶望…結婚を意識した彼女が口にした「理想の家族像」

食い違う二人の未来

「浮気のようでもあるし、そうじゃない気もする。よく分からない状況にいるなって、自分でも思います。」

そう語るのは、現在30歳の河合健太さん(仮名)。どういうことなのかと、よくよく話を聞いてみると、どうやら健太さんはかつて告白を断り、他の男性との子どもを妊娠した女性の力になりたいと日々、奮闘しているよう。

なぜ、健太さんは無関係とも言える女性のために時間を割いているのか。彼の恋愛を追っていくと、そこにあったのは「浮気」という言葉だけでは片付けられない愛。

今回は一見、奇妙な日常を送っているように思われる彼の恋や暮らしぶりから、大切な人を守り抜くことの重さを学んでみてほしい。

[PHOTO]iStock
 

上京を理由に好きな相手の告白を断った

相手の女性・川村みずきさん(仮名・28)はかつて、同じ会社で働いていた仕事仲間。デザイン関係の会社に勤務していた2人は、仕事の相談を通して距離を縮めていった。

「みずきは遠慮がないというか、分からないことがあると、すぐ俺に質問してきて(笑)。最初は、ちょっとめんどくさいなと思うこともありましたが、『そういうことなんですね!』と喜んだり、『河合さんのおかげでできることが増えました』と笑顔で感謝してくれたりする姿を見て、かわいいなと思うようになりました。」

やがて、2人はLINEで連絡を取り合う仲に。最初は仕事の話題ばかりだったが、徐々にプライベートな質問をし合い、互いのことを深く知っていった。

すると、ある日みずきさんから「実は好きです。付き合ってくれませんか?」とのLINEが。しかし、健太さんは近々上京し、給料のいい会社に転職しようと考えていたため、悩んだ。

「当時、給料は年収300万円くらい。友達と仕事の話をするたびに、仕事量が多くなっても給料が上がらない勤務先のひどさを痛感していました。誰かと飲みに行っても、俺はこいつよりも給料が低いんだろうなって思っちゃって辛かったです。」

上京しようと決めたのは、知人からIT業界にチャレンジしてみないかと誘われたから。聞けば、その会社では自分と同じ20代でも年収500万円ほど貰っており、実力次第では高級取りになるのも不可能ではないという。

畑違いの仕事だけれど、人生を変えるなら今しかない。そう考え、誘いに乗ることにしたのだ。

そのため、考え抜いた結果、健太さんはみずきさんの告白を断った。上京計画を正直に吐露。「自分の性格的に遠距離恋愛は無理だと思うから、付き合えない」と告げた。

「分かりました。困らせるようなこと言って、ごめんなさい。こんな結果になってしまったけれど、職場では普通に話してもらえたら嬉しいです。頑張ってくださいね!応援してます。」

みずきさんから送られてきた健気なLINEに心は痛んだが、自分の選択は間違っていないと言い聞かせ、3ヶ月後、健太さんは上京。東京での新生活をスタートさせた。

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