2022.06.04
# 年金

役所は教えない…4月「年金大改正」で、じつは「損する人たち」の意外な落とし穴【2022年ベスト記事】

2022年上半期で、現代ビジネスで反響の大きかった経済・ビジネス系のベスト記事をご紹介していきます。4月15日掲載〈役所は教えない…4月「年金大改正」で、じつは「損する人たち」の意外な落とし穴〉の記事をご覧ください。

※情報はすべて2021年4月15日時点のものです。

2022年4月より新しい年金制度がスタートしている。「年金受取額84%増額」で話題の、繰り下げ受給の上限年齢75歳引き上げもついに始まった。そのほかにも、在職老齢年金制度の見直しなどの”制度の改正”が施行されている。

改正前と改正後でいったい何が変わり、私たちの年金にどんな影響を与えるのか――。新制度への疑問をスッキリさせておくために、話題の本『60歳からの得する!年金大改正 働きながら「届け出」だけでお金がもらえる本』の監修者で特定社会保険労務士の小泉正典氏に、みんなが抱えている不安や疑問をぶつけてみた。

年金は繰り上げか、繰り下げか… photo/iStock
 

年金「75歳繰り下げ」は得なのか、損なのか…?

Q.うちは長生き家系なので、「75歳繰り下げ」にしたほうが得ですか?
 (57歳・男性会社員)

A.「最大84%増える!」につられて繰り下げると、かえって損することもあります!

今回の改正で、2022年4月1日以降に70歳になる人(1952年4月2日以降生まれ)で、まだ年金請求をしていない人は、75歳までの繰り下げ受給を選択できるようになりました。

改正前は、繰り下げ受給の上限年齢は70歳で、増額率は最大42%でした。改正後は、上限年齢が5年延び、増額率が最大84%になります。

年金が大幅に増えるイメージがありますが、「ひと月遅らせるごとに0.7%増額する」という増額率は実はこれまでとまったく変わっていません。

つまり、変更点は”より遅くもらう選択肢が増えた”ということです。

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