2022.05.29
# 仮想通貨

夫に内緒で「貴重な老後資金」を溶かした妻が、相続で新たに「1000万円」を手に入れた

人生100年時代と言われていますが、日本人の平均寿命は過去最高を更新、今後も延伸することが見込まれています。寿命が伸びるのは喜ばしいいっぽうで、老後のお金の不安を抱える人も多いものです。なぜなら、長生きすると金銭的には老後資金を増大させることになるからです。

Aさんは現在57歳。都内の食品メーカーで働いている会社員です。定年は60歳で、65歳まで継続雇用で働ける環境ではありますが、60歳以降の働き方については正直決めかねています。

一方でAさんの妻B子さんは現在55歳、週4日ほど扶養内でパート勤務をしています。Aさんが家計管理に興味がないことや、独身時代は財テクが趣味で旅行費用などをその儲けから捻出していた経験もあり、B子さんが家計管理を担うのは夫婦間では暗黙の了解となっていました。

そんなB子さんは、ある時再会した旧友の紹介を受け、怪しい暗号資産の投資商品に手を出してしまいます。「簡単に儲かる」と言われたビットコインに関する投資で、わずか数か月で大きな損失を出してしまったB子さん。しかし、悲劇はこれで終わりませんでした。

<【前編】57歳妻が青ざめた…老後資金を「ビットコイン」に投資した結果、訪れた「衝撃的な結末」>に引き続き、B子さんの悲劇を語ります。

 

夫に内緒で始めた投資で大損失を出してしまった

B子さんは同時にもう一つ、暗号資産の投資商品の申し込みをしていました。分散投資が鉄則と教えてもらったことに加え、初回の投資での成功体験も自信になったためでしょう。

なかなか理解するのが難儀な内容だったらしいのですが、要点をかいつまむと、イギリスに拠点がある販売元はF1チームのスポンサーもやっている投資教育会社なので身元も確かであり、暗号資産としての値上がり益だけではなく、AIを用いて株式投資を行い月8%の運用益に毎月配当されるというものでした。配当は出金してもいいし、そのまま再投資へと回してもいい、と実際に運用中の管理画面も見せてもらいました。説明をしてくれた人は、すでに初期投資分を配当として出金したので、今は配当を受け取らずに再投資へと回しているのだということでした。

[PHOTO]iStock

なお、新しい顧客を紹介することで報酬が得られる、とのアドバイスからB子さんは夫の名義と合計2口を申し込み150万円程の振り込みをしました。説明通りに翌月から8%の配当を出金することができたので安堵していましたが、こちらも4ヶ月経過した頃に出金ができなくなってしまったのです。

理由は運用会社による一方的なルール変更です。管理口座内の資金は全て暗号資産に転換の上、資金は1年以上引き出しが出来ないとアナウンスが出たのです。1年経過後、その暗号資産は多くの人が出金に殺到したため相場が暴落して二束三文になってしまいました。

この案件でB子さんは約51万円の配当などを得たものの150万円を払ったので損失を抱えることに。結局、トータルで184万円を暗号資産の投資商品へ注ぎ込み、手元に残ったのは65万円、119万円の損失になってしまったのです。

B子さんは、このことを夫のAさんには内緒にしていました。後で報告して、「こんなに増やすことができた」とサプライズで喜ばすつもりだったのですが、状況は真逆となってしまい、さすがに100万円以上の損失を出してしまったことを正直に話すことはできませんでした。

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