単なるブームではない本当の意味の「フェムテック」

最近、いたるところで「フェムテック」という言葉を聞くようになりました。これは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語。女性が声を上げにくかった心やカラダのモヤモヤやタブーに寄り添い、それらをテクノロジーで解決してくれるさまざまな製品やサービスのことを指します。

フェムテックは「女性特有の生きづらさを救う」と表現されることもあります。生理痛の悩みや、不妊の悩み、性交痛の悩み、セックスレスの悩み、更年期のモヤモヤは、これまでなかなか口に出しにくいものでした。でも、SNSの普及でみんなが困っていることを口に出しやすくなり、「しんどいと声を上げることは、わがままじゃない」という空気感がどんどん広がってきています。

では、実際にどのような「フェムテック」があるのでしょうか。
そんな手引きとなってくれるのが、『365日機嫌のいいカラダでいたい。現代を生きる私たちのヘルスケア・アップデートブック 』(‎ ディスカヴァー・トゥエンティワン)という著書。まとめたのは、FRaUでもHVPワクチンや緊急避妊薬、DVや貧困問題など、女性の医療や社会問題を積極的に寄稿している及川夕子さん。

「現代女性は、昔と比べると人生の選択肢が広がってきました。結婚する・しない、子どもを持つ・持たない、留学する人、起業をする人、色々な可能性があります。その反面、女性であり、母親であり、働く社会人であり…と幾つもの役割を両立しなければならないことで生じる悩みもあります。加えて、女性の体はライフステージごとに変化し、生理や更年期といった女性特有の変化に悩まされたりもします。

本来、フェムテックはそんな女性の悩みやモヤモヤを解決し、生活を快適にしてくれるものです。でも、中には『若返るためにフェムテックを活用しましょう』といった、極端なメッセージを目にすることもあります。そうではなくて、本来のフェムテックが持っている女性に寄り添う視点や、その便利さ、快適さ、楽しさを伝えたいと思いました。

ブームだから取り入れるのではなく、フェムテックを活用することで、女性一人ひとりがやりたいことや、自分が望む快適さを実現できるようになることが理想だと思います。そういった信頼できるフェムテック情報をアイテム紹介、医療情報とともに1冊の本にまとめています。医療情報の監修は、産婦人科医の高橋幸子先生にお願いしました」と及川さん。

そんな著書の中から今回は、「生理に関するフェムテック」について一部を抜粋。生理中に使用したくなる厳選された商品も合せて紹介します。