「大企業就職はG-MARCHまで」は本当か? 推計、日本の歪み

就職=給与だけが大学進学の価値なのか

民間企業の新規採用者数と大学卒業生数を比較すると、大企業に就職できるのは大卒者の2割程度と推計される。日本では大企業と小企業の賃金格差が大きいので、大学に進学することが経済的に引き合わない可能性が高い。

卒業時に大企業に就職できるかどうかが一生を左右

日本の賃金は、企業規模によって著しい格差がある。

表 法人企業の賃金と従業員数など(金融業、保険業以外の業種)

法人企業統計調査のデータより筆者作成

表に示すように、資本金10億円以上の企業(大企業と呼ぶ)は、資本金1000万円未満の企業(小企業)の2.44倍だ。

 

日本では企業間の転職が頻繁には行なわれず、卒業して最初に入った企業で定年退職まで勤務する場合が多い。したがって、卒業時点で大企業に就職できるかどうかが、その人の一生を大きく左右してしまうことになる。

そして、どの企業に入るかは、学歴によって左右される度合いが強い。では、大学卒業者のうちどのくらいの比率の人が大企業に就職できるのだろうか?

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