主にインスタグラムで「結局怖いのは人間だよね」というテーマで漫画を描き、56.2万人(2022年4月現在)のフォロワーがいる、ちなきちさん。今までは主にご自身の実体験を中心に漫画を作成していたそうですが、多くの方から「私もこんな怖い体験をしました!」「ぜひエピソードを漫画化してほしい!」という意見があり、現在はエピソードを公募し、漫画化したものを投稿しています。

その中でも反響を呼んでいるのが、子どもを連れて出て行った妻と、原因に全く心当たりがない夫の夫婦のすれ違いの実話を元にした作品『僕と帰ってこない妻』。インスタグラムに投稿するたびに多くのコメントが寄せられています。

妻の出産よりも仕事が大事

ごくごく普通の夫婦に起きたすれ違いを描いたエッセイ漫画『僕と帰ってこない妻』。主人公の和樹は「家族サービス」をしっかりするという自称イクメン夫。

誰もが羨む円満な夫婦関係だったはずなのに、ある日突然「書置き」を残して妻・雪穂と子供が出ていってしまいます。思えば雪穂と和樹の関係性に変化があったのは、雪穂の妊娠が判明したときからでした。

雪穂のつわりが始まったことで二人の生活が一変します。特に雪穂は「切迫流産」と診断されたことで退職せざるを得なくなり、それをきっかけに和樹は嫌いだった上司にも媚びへつらうことで会社での評判を上げていきます。

一方で、子育てに対しては意欲的になれない和樹。両親学級にも、生まれてくる子どものための買い物にも付き合おうとはせず、検診へ行ってきた雪穂の報告に対しても他人事のように振る舞います。

『僕と帰ってこない妻』#35(前編)より。漫画/ちなきち
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そんな和樹の様子にモヤモヤしながらも、せめて最後の妊婦検診には同行してほしいと提案する雪穂。けれど、平日の検診に付き合って会社を休むことで社内での評価を落としたくない、と和樹は断ってしまうのでした。

せめて、立ち合い出産は来て欲しいと雪穂は頼みますが、検診に一度も来ず、良心学級にも付き合わず、子どものための買い物にも興味を示さなかった和樹。果たしてどんな選択をするのでしょうか。

それでは続きをご覧ください。

漫画/ちなきち