2022.05.26
# 相続税

証券会社の“言いなり”に運用して、富裕層未亡人が「資産3億円」を失うまで

驚愕の投資対象と失敗した3つの理由

富裕層に対して資産形成のアドバイスを行う筆者の元に相談に訪れた60代の女性。彼女は経営者であった旦那さまの急逝で、思わず6億円の大金を相続したいわゆる「富裕層未亡人」だった。

資産運用の一切を旦那さまに任せてきた女性は、相続でお世話になった証券会社の担当者が勧めるままに、安全資産と言われた「債券」に投資することになる。しかし、1年近く経った頃、「債券が株式になりました」との連絡を担当者から受け、資産が半分になってしまった事実を知らされる。

その様子は前編記事で紹介したとおりだ。

それでも担当者を信じた女性だったが、さらなる悲劇が待ち受けていた。

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悲劇の結末

証券会社で運用を始めてから2年ほど経ったある日、担当者が現状報告したいということで自宅にやってきた。

そこで衝撃的な言葉を耳にする。運用している資産の時価が当初から「半分になった」というのだ。

 

最初、何を言ってるのかよくわからなかったが、異常事態ということだけは理解できた。女性が担当者に「安全な債券運用じゃなかったんですか?」と質問しても、「リスクは説明している」と冷たくあしらわれるばかり。

このまま押し問答を繰り広げても仕方がないと思った女性は、運用のことは任せっきりだったが、初めて自分が投資している資産の内容について詳しく確認した。しかし、資料を見てもよく理解できない。第三者の意見を聞いた方がいいと感じた女性は、友人を通じて筆者に辿り着いたというわけだ。

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