2022.05.25
# 節約 # FP

完璧な「人生のキャッシュフロー表」を作った40歳夫婦が、見落としていた「3つの問題点」

ファイナンシャルプランナーである筆者の元に、ライフプラン相談で訪れた藤田さん(仮名)ご夫婦。何事も二人で話し合って決めてきたという仲の良い40歳同い年の共働きご夫婦は、とても計画的で勉強熱心。娘さん誕生後に、有名なFPに「藤田家のライフプラン」を作成してもらい、その内容通りに貯蓄や住宅購入を行ってきたそうです。

しかし、小学2年生の娘さんの教育資金に関して、意見が対立。将来「何が何でも留学させたい」奥さまと「慎重姿勢」の旦那さまで意見が合わず、その方向性を見出したいというのが前回記事で紹介したご相談内容でした。

ただ、筆者はこの「完璧すぎるライフプラン」に問題があるのではないかと思うのです。その理由をご説明していきたいと思います。

photo by iStock
 

ライフプランは変わっていくのが当たり前

筆者が、このご夫婦にとってはライフプランニングがかえって人生との向き合い方を間違えさせてしまっているのではないかと考えた理由は3つあります。

一つ目は、藤田様が完全に受け身でこのライフプランが作成されていることです。

実際作成の際に、お二人自身で預金通帳や源泉徴収票やねんきん定期便といった家計を知るために必要な情報を調べて、計算したわけではありません。今後のライフイベントも、定型的な質問、お子さんの学校は私立文系なのか公立なのかなど、に答えるだけでコンピューターが計算したキャッシュフロー表を見て納得してしまっているのです。

とても丁寧に作られたキャッシュフロー表ですが、あくまでも前提条件ありきで打ち出されたグラフです。それを眺め、そこに自分たちの生活をはめ込んでいくものでは本来ないはずです。

SPONSORED