キャリア10年以上、3000件以上の調査実績がある私立探偵・山村佳子さんは「マッチングアプリの登場で、専業主婦の浮気は増えました」と語る。彼女は離婚調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」の代表だ。そんな山村さんのもとに相談にきたのは、45歳の経営者の男性・亮平さん(仮名)。3ヵ月の海外出張から戻ってきたら、妻と娘がいなくなっていたのだという。山村さんに亮平さんを紹介した人も、経済力のみならず性格もよい素晴らしい人だと語っていた。それなのに家を出たのはなぜなのか。後編で詳しくお伝えしていく。

山村佳子
私立探偵、夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県横浜市で生まれ育つ。フェリス女学院大学在学中から、探偵の仕事を開始。卒業後は化粧品メーカーなどに勤務。2013年に5年間の修行を経て、リッツ横浜探偵社を設立。豊富な調査とカウンセリングを持つ女性探偵として注目を集める。テレビやWEB連載など様々なメディアで活躍している。
リッツ横浜探偵社:https://ritztantei.com/
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娘の幼稚園の転園届けまで…

今回の依頼者は、42歳の男性です。3か月の米国赴任から帰ってきたら、専業主婦の妻(38歳)と娘(5歳)がいなくなっており、娘が通う幼稚園には転園届が出されていたのです。そこで、私たちに居場所探しを依頼。DVやモラハラの要素がなく、信頼性が高い経営者からの紹介だったので、依頼を受けました。

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専業主婦の家出の場合、手がかりが極端に少なくなります。勤務先もなく、子供の幼稚園も転園しているので、「どこで何をしているのか」がほとんどわからないのです。

また、妻は完璧主義。依頼者・亮平さんに「専業主婦の私が、夫に食器洗いやゴミ出しをさせたら恥」とばかりに、一切の家事をさせなかったといいます。

とはいえ、まだ出て行って日が浅い。ひとまず、自宅近くのコインパーキングに車を停め24時間ベタ張りで監視することにしました。完璧だと思って家を出ても、忘れ物があることが多く、取りに来る可能性に賭けたのです。