新垣結衣、小池栄子、宮沢りえ、長澤まさみ…「鎌倉殿の13女優」を論功行賞、一番手柄は誰だ?

まずはガッキーと小池栄子

NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。このタイトルは、将軍と御家人たち、を指している。ということで一見、男たちによる群像劇だが、女たちも負けじと存在感を発揮中だ。それぞれ、源平から北条へという戦乱の時代をたくましく生きているし、演じる女優たちも一生懸命(当時の言葉でいえば、一所懸命)である。

そこで誰がいちばん貢献しているのか「論功行賞」をしてみたい。

まずは、ガッキーこと新垣結衣。源頼朝の最初の妻で、仲を裂かれたあと、主人公の北条義時と結婚する八重を演じている。頼朝とのいきさつはある程度史実だが、その後については時代考証担当者の大胆な新解釈に乗っかったかたちだ。

「鎌倉殿の13人」公式サイトより

新垣自身も昨年、星野源と結婚。そんな私生活での変化ともシンクロする役柄で、新境地開拓に成功している。来月で34歳だが、それ以上の年代の女優も多く出演しているため、まずまず若くも見えるおいしいポジションだ。

 

脚本を手がける三谷幸喜は、役者に合わせてキャラを作る「当て書き」が巧い。民放ドラマの印象が強い新垣を大河のヒロインに据えるにあたって、ピッタリな役を力業で作り上げている。

それはおそらくこの物語の時間軸において、他にヒロインにできそうな存在がいなかったということも大きい。義時とともに長期的に活躍する北条政子は、頼朝の妻(御台所)ではあるが、その死後には「尼将軍」と呼ばれるように、ヒロインというより「ヒーロー」的な女傑。その政子を演じているのが、小池栄子だ。

「鎌倉殿の13人」公式サイトより

小池自身、ヒロインよりもヒーローが似合いそうな女優。巨乳グラドルとして世に出たときも、癒し系ブームのなかで「威圧系」と異名をとった。とはいえ、男まさりななかに女の業みたいなものを醸し出す芝居も得意なので、これはじつにはまり役である。

政子は弟の義時よりも長生きするので、物語の最後まで登場しそうだし、陰の主役みたいな大きな存在感を発揮し続けるのは間違いない。

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