「お金」を所有するということ
最近の重大な出来事について深く考えてみましょう。
ロシアの数十兆円単位のドル・ユーロ建て資産も凍結され、民主主義の先進国であるカナダの平和的なデモに参加した人たちの銀行口座も凍結されました。
彼らが持っていたのは、本当に「自分のお金」だったのでしょうか? 本当に「所有」していたのでしょうか?

今こそ、そういう質問を問う政府や人が多くなっており、「ノー」と結論付けかねなくなりました。彼らはそのお金に対して、主権を持っていなかったのです。
「アメリカ政府と仲いいから」とか「デモなんかしないから」と言って「自分の資産は凍結されない」という人もいます。
でも、いざという時は? 10年後は? 政権や凍結の対象が変わっているかもしれない。そして、自分じゃない人が自分のお金を奪おうと思えばいつでもできるなんて、考えるだけでも嫌だ、と自然に感じませんか?