【アメブロブロガー・オギャ子の「捨てる育児」#42】
3人兄弟の母でブロガーで、アメブロ子育てブログ部門連続1位をほこるオギャ子さん(ブログはこちら)。子育てをする中で、「これは引き算できる!」or「いや、これは流石にできない……」と学んだことについて、自身の経験談から書き下ろしの漫画と写真とともに教えていただく本連載『捨てる育児』、第42回目のテーマは「料理への過度なこだわり」について。
きょうだいが何人かいるご家庭は、1人目の子供の時にはいろいろと丁寧に手をかけていたはずが、それが2人目、3人目ともなるともうてんやわんやで一人一人にたっぷりと手をかける余裕がなくなりがち。そして気づけばどんどんと手間抜き育児に……。でも「手間抜き育児」って別に悪いことではないのでは? 今回は、一番上の子供のお弁当を作る際に、過去を振り返って気づいた「意外な事実」をご執筆いただきました。
子供の健康を考えたご飯づくりはもちろん大事。とはいえ、こだわりすぎるとそれはそれで大変。何事も「ほどほど」が大事なのかもしれませんね(それもなかなか難しいけれど……)。
オギャ子さんのインスタグラム「オギャスタグラム」でもまだ出していない、未公開エピソードをご覧ください。
オギャ子(おぎゃこ)
1982年、大阪生まれ。アメブロブロガー。マイペースなちゅんたん(長男)、心優しく激しさも持つゆいたん(次男)、甘え上手なほーちゃん(三男)という三兄弟の母。夫は輪郭が四角いことから「四角」と呼ばれている(オギャ子さん命名)。転勤族だったが、最近ついに一軒家を購入。四角さんも転職し、いまは家族みんなで大阪住まい。
イラスト・文/オギャ子
当時夫に言われた「ある一言」を、今になって痛感…
\右にスクロールしてお読みください!/
長男が中学校に入学して、お弁当か給食かの選択制になり、いざ、中学生男子のお弁当を作るとなると何を入れていいのかわからなくなってしまいました!
世のお母様方達は中学生男子のお弁当、何を入れていらっしゃるのでしょうか……!!
というのもうちの長男、手塩にかけすぎたせいか、ちょっと食にうるさい。
お手軽冷凍食品を入れようと思ったら「あんまり好きじゃない」とか言うし、お弁当の代名詞・ウィンナーを入れようと思ったら「嫌い」とか言うし、冷凍食品とウィンナー除いたら一体何を入れればいいのよ~~!
思い返せば第一子ということもあり、私の食育熱もホットホット!
「2歳までの味覚が一生の味覚を制覇する」と信じていたので、全部手作り、薄味にこだわり、食材も豊富にあれこれ食べさせ、しまいにはおやつやパンまで手作りする始末。
一方、その後生まれた次男は離乳食全く食べようとしない子で受け付けないのでろくに食べずに幼少期を過ごし、三男にいたっては記憶もないほど忙しかったので何を食べさせていたのか謎。
ただ、長男が3歳でチョコデビューしたとしたら、三男は1歳で既にチョコデビューしていたような気がします。ジュースもクリームも……お兄ちゃん達と同じように食べていた気がします。
そんな我が子たちが今、小・中学生になり思うことは……
小さい頃の好みや傾向はある程度大きくなってもさほど変わらないということ。
小さい頃に好きだったものは大きくなっても好きだし、食べ物を選ぶ基準も小さい頃とさほど変わっていないような気がします。
ということはつまり、ある程度「育てたように育ってる」証拠!?
「育てたようにしか育たない」という言葉が私は全く好きではありませんが、食の好みに関してはある程度おおまかに「育てたように育つ」面が大きいかな~~……とも思っています。
しかし、変わらない子ども達に対して、親である私の変化がえげつなく、崩壊具合がすさまじい。
昔はあんなに頑張れていたのに、今となっては料理も超時短!
出来あいのものにも頼るし、レトルトにも日々助けられてます。
よって、当時抱いていた情熱をその後何十年も燃やし続けるには、相当な努力か、相当な「好き」がないと難しいということを身をもってこの10年で実感しました。
昔の自分を否定するわけではありませんが、長男からしたら、「だしの旨味を感じられる子になってほしい」と思って薄味&こだわり料理で育てられたのに、いざ大きくなったらなったで「面倒くさい」とか言われても……て感じですよね……
なんでもほどほどが一番ですね。
当時夫が「なんでもバランスよく、ほどほどに」とさんざん言っていた意味が今時を経て分かるようになりました。
とはいえ、冷凍食品&練り物系なくしたらお弁当何を入れたらいいのかわかりませ~~~ん!!!!
困る! たすけて~~!
というわけで結局、あれこれおかずを入れなくて済む「どんぶり」弁当でいくことにしました。どんぶりのレパートリーを目下増やし中です。
※当初、記事公開時に一部誤字がございましたので修正いたしました。
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